競わない趣味で自己評価を守る
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自己評価を上げる方法のつづき。
自己評価が低い人が、自己評価を上げるためには、スポーツのチームや趣味のサークルなどに所属できると都合が良い。
というのもチームやサークルに所属できれば、社会的な認知を受けたとして、それだけで自己評価が上がるのだ。
そして一人では挑戦出来ないことも、チームやサークルに所属すれば、挑戦しやすくなるし、失敗してもダメージは小さくなる。
自己評価が低い人は、失敗するのがとにかく嫌なので、責任の所在がハッキリすることは避ける。
自分一人で責任を負いたくないから、同じような失敗をしてくれる人が、身近にたくさんいる環境の方が安心出来る。
なので自分と同じくらいのスキルで組んだチームや、勝敗を重視しないようなサークル活動なら、自己評価をさげずにできる。
何かを学ぶのであれば高いレベルの方が良い。
しかし自己評価を上げる目的であれば、失敗はとがめられにくく、ちょっと頑張れば報われる方が良い。
一方、チームやサークルに所属することは、自己評価を上げるのに都合が良いが、集団行動が苦手な人にとっては、苦痛以上の何物でもなかったりする。
となると、別の方法で自己評価を上げねばならない。
自己評価を上げるには、「他人からほめられる」というのが一番良いが、「自分を自分でほめる」と言う方法もある。
これは「自己承認」と言って、自己肯定の方法の一つだ。
特別な買い物と特別な持ち物、料理と格闘技
自己評価を高める方法で、一人でもできることが色々ある。
一つ目は「買い物」だ。
買い物をすることは、自己評価を高める一つの手段で、「特別な持ち物」は自己評価を高める。
たとえば、何十万円も出さないと買えないような高級品は、普通の人には買えないものだから、買うと自己評価が上がる。
また奇抜なファッションをする人は、他人が買わないような服を平気で買うが、「他人には着ることができない特別な服」であるから、自己評価が上がる。
もちろん奇抜なファッションは、他人からどういう評価をされるかわからないが、注目されることだけは確かだ。
こういう「特別な買い物」は、心理的な欲望を反映している。
たとえば失敗して落ち込んだとき、余計なモノをついつい買いやすい。
これは自信が揺らいだあと、心に空いた穴を埋め、自信を持つための行動らしい。
またその「特別な持ち物」を他人に見せびらかして、自己評価を高めようとする場合もある。
変わったペットやどう猛なペットを飼ったりするのも、自己評価を維持するために有効らしい。
一方、料理や格闘技も自己評価を上げるという。
料理や格闘技ができる人というのは、自己評価が高い事が多い。
料理と格闘技の共通点はよく分からないが、どちらも同時並行的に、いろんな事をするという点では同じだろう。
料理をする人は、完成形の料理のイメージがあって、それに向かって材料を切ったり下ごしらえをする。
また複数のメニューを同時に作る場合もある。
こういうことができる人というのは、手順を考えたり組み替えたりすることができ、柔軟性が高いため、失敗しても落ち込みすぎず、自己評価が一定以下には下がらないらしい。