人格障害 パーソナリティー・ディスオーダーとは。
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人生において人を見分けるのは重要なファクターだろう。
特に目の前にいる人間が、どのくらい危険なのか分かっているだけでも無駄な時間を過ごすことも減るし、イライラさせられたり磨り減ったりせずに済む。
そういう問題となる人間を見分けるヒントとなるのが脳の「障害」というモノである。
障害にも色々あるのだが、最初に知っておきたいのが社会的に問題となる性格、すなわち『人格障害』というヤツである。
人格障害というのはパーソナリティ障害とも言うが、これは本人や家族だけが悩む学習障害とは違って、周囲の者が大迷惑することが多い障害だ。
精神科医で、医療少年院で子供の治療に当たっている岡田尊司(おかだ・たかし)さんの著書『人格障害の時代』によると、人格障害・パーソナリティ障害とは、
だから人格障害・パーソナリティ障害を知れば、少なくとも問題がある人の行動の理由が多少なりとも見えやすくなって理解が進むはず。
人格障害・パーソナリティ障害の略語
『障害』と言うと生まれつきのモノのように思うが、「元々の性格的素養に、悪い環境が重なった結果、発生するモノ」ということであるから、対処のしようで問題ないレベルに抑えることも可能らしい。
ということで最初は人格障害・パーソナリティ障害についてまとめていくことにする。
ただ人格障害・パーソナリティ障害といちいち書くのは面倒だから略語を作っておく。
因みに人格障害とは元々、Personality disorder(パーソナリティ・ディスオーダー)の訳語なのだが、人格障害と呼ぶと現代の日本では「人格が破綻した人」というイメージがあって社会生活上いろいろ問題があるらしい。
なので最近は『パーソナリティ障害』という風に呼ぶようになってきているらしいが、『パーソナリティ障害』というのも長いし発音しにくいなあ。
ということでこのサイトでは便宜的にPDと書きたいところだが、PDというのは「パニック障害」の略語として使われているようなのでPsD(ピーエスディー)と書くことにする。
PsDで「パーソナル・ディスオーダー」の略と言うことだね。