自己評価が不安定な人は、自慢話が多くなる
更新日:
自己評価を決める要素には、人付き合いがうまくできるか、勉強や仕事ができるかという、2種類の要素がある。
この二つの「できる自信」があるなら、自己評価は高く安定して、いつもニコニコしていられる。
実際にモテるしデキるんだから、他人から何を言われようと、自己評価は揺るがない。
しかし片方が高くて、もう一方が低い場合、自己評価は非常に不安定になる。
片方はできるが、もう片方はできないので、できない方を指摘されると、それが許せない。
そして場合によっては、泣いたり喚いたり、キレたり怒鳴ったりすることもある。
自己評価が高い人間なのに、なぜそういう子供じみたことをするかというと、彼らは「できない自分」にうすうす気づいており、ダメな自分を受け入れられないかららしい。
そして自己評価が高い人はエネルギッシュなので、泣いたり喚いたり、キレたり怒鳴ったりという、激しい行動に出てしまうのだ。
そもそも自己評価が不安定になる原因は、自己評価と客観的評価に、大きな食い違いがあるからだ。
そこで自己評価が高くて不安定な人は、その差をなんとしてでも埋めたくなるらしい。
そのためにやるのが、自慢話だ。
自慢話によって、自分の価値を他人に知らせたいということらしい。
逆に言うと、自分に対してどこかしら不安を感じているので、自分の優れた点や過去の成功について、常に誰かに話す必要があると思うらしい。
自己評価が不安定な人は、自慢話が多くなるってことだな。
ちょっと批判されると猛烈に怒り出す
自己評価が不安定な人は、気分が大きく変わりやすい。
自分の得意な話をしているときは、ニコニコしながら話をしているが、批判や反対意見が出ると、急に顔色が変わったり、黙り込んでしまったりする。
そして猛烈に怒りだして反論を始めたり、どんな卑怯な手段を使っても、相手をやり込めようとし始める。
得意話や自慢話をしているときは、自己評価が高まって良い気分なのだが、それを挫かれると逆上してしまうらしい。
特に、自己愛が高いが、勉強や仕事ができない人は、少しでも失敗したり批判を受けると、全面的に否定されたような気分になるようだ。
自己愛だけ高い人というのは、親や家族から大事に育てられたり、何でも言うことをきいてもらっていたりして、面倒な勉強や根気の要る仕事を遠ざけてきた。
そのため勉強や難しい仕事ができず、それを求められないように振る舞っている。
猛烈に怒り出したり、相手を罵倒しだしたりするのは、自分がデキない人間であることを、周囲に知らせたくないからって事らしい。
勉強や仕事ができない人とというのは、前頭葉の働きが悪く、感情のコントロールが苦手なので、どうしてもこういうことになりやすい。
一方、勉強や仕事ができても、自己愛評価が低くて愛されない人も、普段から欲求不満を抱えている。
一生懸命仕事をして金を稼いでも、家族からは構ってももらえない。
さらに「臭い」とか「邪魔」とか言われたら、「誰のおかげで生活できているんだ」などと怒鳴り散らすのも、自己評価が不安定だからだ。
なまじ仕事ができることで自己評価が高いため、家族からのこの低い扱いは何だ?という風に感じるかららしい。
仕事も稼ぎもそこそこであれば、自己評価が低いので、怒り出したりもしないのだけれど。
それにしても、自慢話が長くて、批判されると猛烈に怒り出すというのは、非常にわかりやすいタイプだね。