スキゾタイパル(統合失調型パーソナリティ障害)の対処法
更新日:
スキゾタイパル(統合失調型パーソナリティ障害)は、迷信や超常現象など非論理的な思考が好きで、偶然に何か意味があると考えるタイプだ。
超能力や不可思議なことが好きで、芸術家や文学者などに向くタイプらしい。
ユニークな思いつきや、工夫を思いつくタイプなので、ビジネスにも有用ではあるが、ただし協調性はない。
どうやら自分の頭の中の思考スピードが速くて、考えがドンドン色んな方向に転がっていくので、周囲や状況に合わせて何かをすることが難しいらしい。
なのでスキゾタイパル傾向のある人材は、出来るだけ自由に仕事が出来る環境を与えて、彼の意見を翻訳できるコーディネーターをつけると生かせるという。
一方、スキゾタイパルは、遺伝的影響が最も大きいタイプのPsDで、統合失調症の一つ手前だと考えられているので、孤独にしたり孤立させると症状が悪くなる可能性がある。
スキゾタイパルの人は、孤立すると、迫害妄想や、被害妄想が頭の中で拡大して、精神的失調を起こす。
幻聴がひどくなって、関係妄想が起こり始める。
関係妄想とは、他人の何でもない言葉や態度や周囲の出来事などに特別な意味づけをして、自分に関連があると思いこんでしまう妄想だ。
たとえば周囲で人が話していると、その人が自分の悪口を言っていると受け取ったり、テレビのドラマの中で自分のことを、あてこすっているなどと思ったりする。
「今、オレのことを言ったか?」「今、私のことを当てつけた」と言う風に感じ、被害を受けたというように思うらしい。
環境が変わらないと、うつになる
スキゾタイパルは、常に頭の中で非論理的な対話が延々と続いているタイプだ。
なので何らかのキッカケで迫害妄想や被害妄想が頭の中でドンドン拡がっていって収拾がつかなくなる。
そのおかげで精神的失調が起こり、幻聴がひどくなって関係妄想が起きる。
関係妄想とは、他人の何でもない言葉や態度が自分に関連があると考えてしまう妄想で、要するに「言いがかり」ってことだ。
周囲から聞こえてくる話だけではなく、テレビやラジオなどで聞こえてくる話ですら、自分をバカにしているんじゃないかと感じたりする。
スキゾタイパルのタイプの人がこういう失調症状態に陥った場合は、いったん引きこもることが非常に有効だという。
外に出ていると周囲の人の声がドンドン聞こえてきて、際限なく関係妄想が起きてしまうので、雑音を全て一旦シャットアウトした方がいいらしい。
そしてスキゾタイパルは、環境が変わるとリフレッシュできるので、仕事や環境をガラッと変えるのも有効なんだという。
別の職業で短期間従事するとか、子育てや家事などをやるとかいうことも有効。
園芸や料理などをしたり、ペットを飼ったりして肉体的な雑用をやると、社会性が多少改善する。
逆に環境が変わらず人間関係が濃厚になると、うつ病になる可能性があるので、風通しを良くしておかないとマズいね。