人間には個性がある。しかし周囲が迷惑になるほどの個性は問題。
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人間には個性がある。
しかし個性が強すぎると、周囲の人間に迷惑がかかる。
こういう強すぎて困る個性のことを「パーソナリティ障害(PsD)と呼ぶ。
パーソナリティ障害とは、Personality Disorderの日本語訳だが、色々種類があって一々書くのが面倒なので、このサイトでは「PsD」と略すことにする。
英語のサイトなどでは、PDと略されていることもあるので、読み方は「ピーエスディー」でも「ピーディー」でも良い。
そのためにsを小文字にした。
さて、パーソナリティ障害の定義は、
簡単に言うと、ある人間の言動や行動によって、周囲の多くの者が困る場合をパーソナリティ障害と呼ぶわけだ。
たとえば何かにつけて大騒ぎする人、上下関係に厳しく、上下関係でしか動かない人、物事を黒か白かどちらかに分類しないと気が済まない人。
こう言うような人は、何だかんだと衝突して周囲を困らせる。
「そこまでウルサく言わなくても」「そこまでハッキリ分けなくても」他の人から見たらどうでも良いようなことでも、鬼の首でも取ったかのように勝ち誇ったり、命でもかかっているかのようにくってかかったりする。
こういうのがPsDってわけだ。
その一方で、能力はあるのに自分に自信がないために、他人に依存してしまうタイプの性格の人間も、周囲の人間を困らせたり煩わせる。
最近テレビでよく見る超ネガティブモデルの栗原類(くりはら・るい)さんなども、あまりにもネガティブで、へりくだりすぎて笑われているが、ああいう風に必要以上にへりくだってしまう人間も、社会生活を送る上で問題がある性格・個性なんだね。
パーソナリティ障害とは、成長過程で作られた性格
パーソナリティ障害(PsD)とは、周囲の人間を困らせるような面倒くさい性格のことだ。
人間にはそれぞれ個性があり、性格があると言うが、困った個性がPsDだと思えばよい。
そしてこういう「強すぎる個性」というのは、青年期や成人早期から始まるもので、脳に障害がある精神障害とは別物らしい。
もちろん特定のPsDになりやすい素質というのはあるようだが、そう言う先天的な要素よりも後天的な影響が強いと言うことだ。
つまりPsDとは「生まれ持った性格」というよりも、成長する過程で身に付いて、強化された性格ってことだ。
このパーソナリティ障害には10種類もタイプがあるのだが、全タイプに共通するのは「自分に対する強いこだわりを持っていること」だ。
PsDの人は自分に対するこだわりが強過ぎるので、自分の関わることには一歩も引くことが出来ない。
そのせいで周囲の者と衝突せざるを得なくなったり、逆に衝突を避けるために、異様なくらいへりくだったりする。
次の特徴は「とても傷つきやすい」ということで、些細なことで傷ついたり動揺してしまう。
その結果、「他人と対等で信頼しあえる関係が作れない」ので、周囲の人間を上か下かっていうことを重要視し、中間がなくなるというのが問題らしい。
パーソナリティ障害は、自己愛の障害で、自分を大切にする能力がないという。
なので自分を極端に愛する場合と、全く愛せない場合とで正反対な行動が生まれる。