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発達障害・機能不全家族
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人間を知るための障害研究。
PsD(パーソナル・ディスオーダー)についてはかなり広範囲で理解が難しそうなので、少しずつ学んでいくことにする。
その前に比較的分かりやすい発達障害や学習障害(難読・アスペルガー)について簡単に少しまとめておこう。
まず発達障害というのは、ウィキペディア(発達障害)によると、
先天的もしくは、幼児期に疾患や外傷の後遺症により、発達に影響を及ぼしているものを指す。とある。
対して機能不全家族で育った児童が発達障害児と同様の行動パターンを見せる事がよくあるが、保護者から不良な養育を受けたことが理由の心理的な環境要因や教育が原因となったものは含めない。
また、ある程度成長し、正常に発達したあとに、疾患・外傷により生じた後天的な脳の障害は発達障害とは呼ばれず、高次機能障害などと区別される。
この記述の要点をまとめると
- 発達障害は先天的なものと幼児期の病気やケガが原因のモノがある。
- 機能不全家族で育つと発達障害同様になることもある。
- 成長してからの病気やケガによって起こった脳障害は高次機能障害と呼ぶ。
因みに『機能不全家族』という用語は初見だったが、簡単に言うと『家庭崩壊している家族』と言う意味らしい。
ウィキペディア(機能不全家族)によると、原因は
原因としては、アルコール依存症、ギャンブル依存症、薬物依存症、親の自殺、親の死亡、両親の離婚、親の再婚、親からの見捨てられ行為(ネグレクト)、精神的な児童虐待、肉体的な児童虐待、性的な児童虐待、家庭不和、家庭内の暴力、サラ金地獄、生活困窮、生活苦を伴う家族の病気(難病、介護)、望まれない出生、不遇な里子体験などがある。とある。
また、親が宗教熱心な場合も機能不全家族に陥ることがある
ウチなんかもう完全に機能不全家族だったな。
学習障害とは
発達障害とは、通常の子供が普通に出来ることが成長しても出来ないと言う障害だ。
原因は、遺伝や幼児期の病気やケガ、あるいは機能不全家族で育った事などだが大きく分けると
- 精神発達遅滞(知的障害)
- 自閉症
- レット症候群(RTT・女児の障害)
- アスペルガー症候群(高機能自閉症:AS)
- 難読症(識字障害・ディスレクシア)
- 計算障害(算数障害)
- 注意欠陥・多動性障害(ADHD)
このうちアスペルガー症候群以降は、学校での勉強に差し障りがあるので、まとめて学習障害(LD)と呼ぶことも多い。
つまり学習障害とは、
- アスペルガー症候群(高機能自閉症:AS)
- 難読症(識字障害・ディスレクシア)
- 計算障害(算数障害)
- 注意欠陥・多動性障害(ADHD)
難読症は文字の読み書きが苦手なタイプ、計算障害は計算が出来ないタイプ、アスペルガー症候群は、学力には遜色がないが、アイコンタクトなどが理解できないと言うタイプ、ADHDはじっとイスに座っておられないと言うタイプになる。