アスペルガー症候群とは
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アスペルガー症候群(AS:高機能自閉症)は広い意味での学習障害の一つだ。
自閉症というのは「他人に心を開かない性格」という意味らしいが社会性や他者とのコミュニケーション能力に困難が生じる発達障害の一種だという。
つまり他人と上手くやっていけない他人と上手くつきあえないってことだね。
自閉症には「高機能自閉症」と「低機能自閉症」と言うのがあって、高機能の方をアスペルガー症候群、低機能の方をカナー症候群と呼ぶ。
高機能と低機能の違いは何かというと、知的障害や言語障害があるかないかってことで、要するに知能指数が高い方をアスペルガー・タイプ、低い方をカナー・タイプと呼んでいるわけだ。
私なんかは内向的で、他人との接触を極端に嫌うが、勉強は出来たのでアスペルガー・タイプだな。
アスペルガー症候群の特徴としては、次のようなことが挙げられている。
アスペルガー症候群の特徴
- 他人の仕草などから、その人の言いたいことが読みとれない。
- 人のいったことを常に真に受ける(冗談が分からない)
- 特定のことに、異常に執着する
- 規則正しいことを好み、予定通りになっていないと怒る
- 自分の関心のないことは、やらない
味覚障害や聴覚障害を併発することもある
自閉症とは、他人とのコミュニケーションが上手くいかないというタイプの発達障害だ。
自閉症は男女の発生比率が違っていて、4:1と男性に大きく偏っている。
だから性染色体上の遺伝子に何か問題があるのだと考えられている。
要するに他人の言動や表情から、他人の様子を読みとる脳の機能が普通の人と比べてうまく発達しないって事らしい。
自閉症という名前から、何も話さないのが自閉症かというと、状況をわきまえずにベラベラと話し続けるタイプの自閉症もあって、要するにKY(空気読めない)ようなタイプもいる。
自閉症の人は、他人とのコミュニケーション力が劣る代わりに別の能力が発達していることも多くて視覚優位だと言われている。
人間は聴覚(耳からの情報)・視覚(目からの情報)・触覚(皮膚感覚や体感)のどれかを重要視するのだが、自閉症の場合は目から入ってくる情報を大事にする。
なのでクルクル回っているモノに心を奪われたり、時刻表や統計表など、ただ数字が羅列されているモノを一人で楽しんでいたりする。
また味覚過敏や聴覚過敏など、過敏症を併発することも多い。
味覚過敏とは、偏食や、おかずは一品ずつしか食べられないという症状。
聴覚過敏とは、水の音など特定の音が気持ち悪くて仕方がないという症状。
味覚過敏というのは、食べたモノの味を強く感じすぎるので、同時に色んな味が混ざっていると気持ち悪くなるような状態だ。
私などは子供の頃、醤油とかソースなどをかけずにモノを食べるのが好きだったが、気持ち悪かったのかも。
自閉症の場合、脳や五官の機能自体が他の人と異なっているので、性格がよいとか悪いとかではなく、分からないのだと理解すべきだろう。