フット岩尾さんやノンスタイル井上さんは、なぜめげない?
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「自己評価の心理学」という本によると、自己評価には、自己愛評価・自己肯定・できる自信という3つの柱があるという。
まず自己愛評価というのは、、自分のことが好きかどうか。
自分のことが好きならば、自己愛評価が高く、自分のことが嫌いならば、自己愛評価が低いということになる。
不細工でも、スタイル悪くても、自分のことを好きでいられれば、自己評価は高くなる。
自分のことが大好きな人のことを、ナルシストと呼ぶが、まさにこれが「自己愛評価の高い人」だ。
10歳を過ぎた子供(特に女子)は、たいていのばあい自己評価が下がるらしいが、これは自分と他人を比べる能力が芽生え、美醜や体型を気にし始めるのが一因だという。
ところがナルシストと呼ばれる人々は、自分の美醜や体型に絶望しない。
自分も磨けば輝けるはず!と思って、様々な努力に励む。
芸能人でも、フットボールアワー岩尾さんや、狩野英孝さん、ノンスタイル井上さんなどが、ナルシストタイプってことらしい。
特に岩尾さんや井上さんは、吉本興業のブサイク芸人ランキングで、3年連続1位を獲得して殿堂入りしてるから、世間的には「ブサイク」だと言われている。
それでも彼らは、おしゃれに気を遣い、立ち居振る舞いにも気を遣い、全くめげることなくニコニコしている。
彼らの自己愛評価はなぜか揺るがず、だから自己評価も揺るがないらしい。
では一体なぜ、彼らの自己愛評価は、不細工と言われ続けても揺るがないのか?それはどうも「育てられ方」にあるらしい。
愛されて育った子供は、自己愛評価が揺るがない
吉本ブサイク芸人ランキングで3年連続1位にランクされ殿堂入りした、フットボールアワー岩尾さんや、ノンスタイル井上さん。
彼らはたくさんのファンから、ブサイクだと認定されたお笑いタレント達だ。
にもかかわらず、彼らはなぜか、高い服を買い、スキンケアや美顔など、自分磨きに余念がない。
こういう人を「ナルシスト」と呼ぶ。
ナルシストは自分がとにかく大好きで、暇があったら鏡に自分を映して見ている。
これが自己愛が強く、自己愛評価が高いタイプの人だ。
他人からブサイクだと言われたり、気持ち悪いと言われたりすると、彼らも傷ついたり落ち込んだりするが、それでも自分のことが好きなのだ。
しかしまあ、どういう性格なんだろう?などと思ったりするが、実は自己愛評価は、育ち方に大きな原因があるらしい。
つまり「家族から愛されて育った」かどうか。
そして「愛されていることを実感している」かどうか。
子供の頃か周囲の者から愛されていた人は、自分は人に愛される価値があると考える。
これは体験に根ざしてできた「素朴理論」で、世間的な評価とは全く関係なく生まれるものだ。
つまり「自分は愛されている」という実感が、「自分は価値がある」という確信に変わり、「主観的な真理」になってしまうわけだ。
実際、ノンスタイル井上さんは、スポーツや音楽が子供の頃からよく出来て、さらに勉強もできたので、クラスの女の子から注目されて育ったらしい。
また岩尾さんも、生まれてこの方、周囲からずっと「可愛い」と言わていたそうで、親も祖父母もずっとかわいがってくれたらしい。
なので高校を卒業するまでは、自分がブサイクだなんて、一回も思ったことがなかったと言う。
幼少期や成長期に、周囲に注目されたり愛されて育った彼らは、揺るがない自己愛評価を獲得したって事らしい。
そして愛される自分を一生懸命磨くわけだ。