人を見分けるのに一番の近道は?
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世の中にウヨウヨいる見えない刃物を振り回す人間。
こういう人間にまともに関わっていたら、自分の人生なんて無くなってしまう。
なのでそう言う連中とは可能な限りつき合わない。
うまく遠ざけておきたいところである。
こういう人生や命まで左右しかねない人間を見分ける能力。
これはどうしても身につけたいモノである。
ところがこれがなかなか難しい。
というのも系統立てられたモノがなかなか見あたらないからだ。
たとえば心理学は人間の心を扱う学問であるが分野が非常に多岐にわたっているし、人を見分けるためのモノではないから役に立ちそうにない。
じゃあ血液型性格学は?生まれ順(兄弟型・姉妹型)は?星占い(生まれ月)は?というと、それぞれ分類方法が違うし、性格類型が分かっても役に立つかどうか。
たとえばA型で、長男で、4月生れ、と言うベクトルをもった人がどういう性格なのかイメージできたとしても、それが人を見分けるのに果たして役に立つのか?さらにこういう分類は研究が果たして今後進むのか?そう考えるとあまり期待は出来ない。
それで何か良い方法はないかとずっと考えていたが、「病気」や「障害」として扱われている分野から見るのはどうかな?と思いついた。
病気や障害なら、公式・非公式に研究されているし、事例も世界中からいろんな事例が報告されているはずだ。
障害と言うくらいだから、それを乗り越える術(すべ)も、いろいろと考案されて良い方法が見つかるかも知れない。
人の性格、一番研究されているのは障害
人間の気性や性格は、なかなか分からないもの。
気性や性格は心理学などで研究されているが、色んな分野に分かれてしまっていて、逆に全体像が分からないし、誰が言っているのが正しいのか分からない。
それに仕事や人生を円滑にするために人の性格を見分けるという目的で出来たものではないから役に立つかどうか。
また理論優先で、特殊な事例研究が多く一般的な事例がよく分からないことも多い。
これでは一般人の我々が習得してもあまり意味はない。
しかし「脳の障害」として考えられているモノは、かなり研究が進んでいて、何が問題なのか分かってきているものもある。
たとえば学習障害という障害がある。
学習障害は発達障害のカテゴリー(分類)の一つで日常生活や会話には支障がないが、学習能力に問題があると言う障害だ。
学習障害は、文字の読み書きが難しい難読症(ディスレクシア)や計算だけ出来ない計算障害、他人の表情が読めない高機能自閉症(アスペルガー症候群)まで色々ある事が分かっている。
英語圏では12人に一人の割合で発生しているため、昔から様々な研究が進んでいるが、最近は脳の活動状態が分かるCGイメージングが発達してきたせいで、脳の不具合がどの当たりにあるのかだんだん分かってきた分野だ。
他にはADHD(注意欠陥・多動性障害)などという障害もあって、同じ場所にじっとしていられない、回転しているモノに目を奪われるなどと言った状態で、大人になってからも会社や組織に馴染めず働けなかったりする。
こういった障害の知識を持つだけでも、他人の性格を知る糸口になるはず。