他人の価値観に合わせようとすると選べない
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自己評価が低い人は、モノを選ぶときに時間がかかる。
レストランなどでメニューを選ぶときも、メニュー選びにとにかく時間がかかる。
メニュー選びが遅い理由としては、「決められない」と「言い出せない」という2つの理由がある。
たとえば「決められない人」は、自分自身のことがハッキリ分かっていなくて、選択肢をすぐに絞り込めないタイプだ。
自分の好き嫌いがよく分かっておらず、選択肢を拡げてから最良の選択をしようとする。
しかし選ぶことは、捨てることでもある。
何かを選ぶと言うことは、その他のモノを選ばず捨てると言うことだ。
自己評価が低くない人は、自分の好みがハッキリしているため選択肢が既に狭まっている。
しかし自己評価の低い人は、自分の好みがボンヤリしているため、どうしても選択肢が広くなりやすく、だからこそ捨てるのにも時間がかかってしまうらしい。
一方、「言い出せない人」は、世間体をとにかく気にするタイプだ。
どういう選択をすれば波風が立たないか、どういう選び方をすれば文句を言われないか、そういうことを気にして選んでいる。
これは「他人の価値観に、自分を合わそうとしている」わけで、他の者がどういうモノを選ぶか、分かった後でないと自分は選べない。
たとえ自分が欲しいものがあったとしても、誰かがそれを選んだ後でないと、それが欲しいと言えない。
そういうわけで、選ぶのが一番最後になってしまうわけだ。
何を選ぶかより、重要なのは失敗した後にどうするか
モノを選ぶとき、重要なのは、何を選ぶかではなく、選んだ後にどうするかだ。
選んだのが満足いくモノだったら良いが、良くなかった時にどうするかだ。
株式投資などで言う「損切り」が早くできるかどうか。
これが実はモノを選ぶ前に考えるべき点だ。
失敗したときに、失敗を認めてさっさと次の行動に移れるか、それとも失敗をズルズルとそれを引きずって、さらに損害を大きくするか。
ここで大きな違いが出る。
というのも、自己評価が高い人は、失敗したとしても失敗から学んでまた再挑戦する。
失敗した結果は認めるが、やり方やタイミングが悪かっただけだと思ってるし、成功するまでに何度も失敗するのは、当たり前だと思っている。
なので一度や二度の失敗くらいではへこたれず、何度でも何度でも挑戦しなおす。
その結果成功すれば自己評価が高まり、さらにがんばれる人間になっていくわけだ。
一方、自己評価の低い人は、成功するまでがんばれない。
失敗したのは自分の能力がないせいだと思い、大した失敗でなくても落ち込んで再挑戦を避けてしまう。
何度か挑戦すれば、成功できるかもしれないのに、挑戦を途中であきらめ、成功にたどり着けない。
成功するまで努力していないだけなのに、自分はできないヤツだと思い込んでしまう。