自尊心・自己評価で読む他人の性格

他人の性格を考える時、その人が自分自身のことを、どう考えているかも重要だ。たとえばプライドが高いというのは、「自分の価値は、そんなに低くない」と思っているのが表に出ることだ。他人の評価と自分自身の評価に、大きな食い違いがあるからこそ、「こんな扱いは自分にふさわしくない」と憤るのが「プライドが高い」というわけだ。このプライド(pride)と言う言葉には、「自尊心」という訳語が与えられているが、それと...

責任ある地位を与えられたとき、その地位にふさわしい人間でも、必死に辞退する人間がいる。逆に、能力もないのに立候補して、責任ある地位を得ようとする人間もいる。この違いがどうして起こるのかというと、「自己評価の高さ」だ。自己評価が高い人間は、責任あるポジションに自分がふさわしいと思う。逆に自己評価が低い人間は、責任あるポジションに自分はふさわしくないと思う。自己評価が高い人は周囲がなんと言おうと、自分...

「自己評価の心理学」という本によると、自己評価には、自己愛評価・自己肯定・できる自信という3つの柱があるという。まず自己愛評価というのは、、自分のことが好きかどうか。自分のことが好きならば、自己愛評価が高く、自分のことが嫌いならば、自己愛評価が低いということになる。不細工でも、スタイル悪くても、自分のことを好きでいられれば、自己評価は高くなる。自分のことが大好きな人のことを、ナルシストと呼ぶが、ま...

自己評価を支えているのは、自己愛評価・自己肯定・できる自信の3つだという。2つめの「自己肯定」とは、自分の行動や考え方を、正しい・妥当だと思えるかどうかだ。自己愛も自分を肯定しているが、自己愛評価と自己肯定は別だという。というのも、自分のことが嫌いであっても、自分の行動や考えが正しいとか、真っ当だと思うことも可能だからだ。この自己肯定が強い人の特徴は、他人が何を言おうが、自分のやりたいことをやり続...

自尊心・自己評価を保つには、自己愛・自己肯定・できる自信という、3つの要素が重要だという。自己愛というのは、自分を好きかどうか、愛される存在だという評価のこと。自己肯定とは、自分の考えや行動にOKを出せるかどうかということ。できる自信とは、自分ならできる、困難な事でも何とかなると思えるかということ。この3つの要素は、どれも自己評価に大きな影響を与えるものだが、要素ごとに影響する方面が違う。たとえば...

自己肯定力は、経験によって培われる。自己肯定力は、トライ&エラー、つまり挑戦と失敗が多ければ多いほど、経験値が貯まるため高まるらしい。逆に言うと、子供の頃、自分で決めさせてもらえず、自分で決めるようにしつけられないと、自己肯定力が弱い人間になる。これがつまり「過保護」「過干渉」の問題ってことだ。まず過保護な親は、心配性だったり恐がりだったりすると言う。過保護な親は、子供を危険な目に遭わせないよう、...

自己評価、3つめの要素は、「できる自信」だという。これは、「自分なら大丈夫」「自分なら何とかなる」と思えるかどうか。何らかの困難に出会ったとき、予期せぬ出来事にあったとき、自分にはムリ、できないと思うのか、それとも、自分ならできる、大丈夫だと思えるか。自分ならできると思えれば自信がある。逆に自分には無理、できないと思えば、自信がないと言うことになる。この「できる自信」という要素は、自己愛評価や自己...

恋愛や対人関係がうまく行くと、勉強や仕事もうまく行く。勉強や仕事がうまく行くと、恋愛や対人関係もうまく行く。こういった話は、よくあることだろう。これは片方で成功することで自信ができ、もう一方でも積極的に行動するかららしい。恋愛や対人関係の自信は、勉強や仕事の自信と、たいていアンバランスになっていることが多い。これは恋愛や対人関係の自信が、自己愛評価と関係していて、勉強や仕事の自信が、自己肯定力と関...

自己評価は、2つの要件で決まる。それは「自分は愛されている」という実感と、「自分には能力がある」という評価だ。自分は愛されている→自分は一人前。自分には能力がある→自分は一人前。こういう風に考えるらしい。ところが自己愛評価と自己肯定は、別の基準であって、バランスが難しい。そしてこの二つのギャップが大きい人には、周囲の者も扱いをケースバイケースで考えるようになる。たとえば、自己愛評価が高くて人なつっ...

自己評価は、高ければ良いというわけではない。自己評価が高くても、バランスが悪ければ不安定になる。たとえば周囲からチヤホヤされれば、自己愛評価は高くなる。しかし勉強や仕事ができないと、責任ある仕事は任せてもらえないし、重要な会議には参加させてもらえない。というのも自己愛評価だけ高い人は、責任感に乏しく、理解力もないからだ。責任ある仕事を任せてもらっても、まともにそれを成し遂げることができない。そのた...

自己評価を決める要素には、人付き合いがうまくできるか、勉強や仕事ができるかという、2種類の要素がある。この二つの「できる自信」があるなら、自己評価は高く安定して、いつもニコニコしていられる。実際にモテるしデキるんだから、他人から何を言われようと、自己評価は揺るがない。しかし片方が高くて、もう一方が低い場合、自己評価は非常に不安定になる。片方はできるが、もう片方はできないので、できない方を指摘される...

自己評価が低い人とは、どういった人か。自己評価が低い人の特徴とは何か。自己評価の低い人の特徴はまず、自分のことが話せないことだ。自己評価が高い人は、自分の経験や、得手不得手を他人に積極的に話す。下に見られたくないと、自慢話ばかりする人もいる。ところが自己評価が低い人は、自分のことを人に話すのが苦手で、言葉でハッキリ言うことができない。と言うのも他人に自慢することはないし、自分に何か長所があるとも思...

自己評価の低い人は、得体が知れない。自分から積極的には話さないし、話しかけても、答えが返ってこない。他愛もない質問に対しても、なかなか返事をせずにグズグズしている。自己愛が強い人なら、こういうときに、チャンスとばかりに自慢話を始めるし、自己肯定力がある人ならビジネスライクに、早く的確に答えようと努力するはずだ。しかし自己評価が低い人というのは、自分がどういう存在で、何が好きなのか、言葉でハッキリ言...

自己評価の低い人はモノを選ぶのに異常に長い時間がかかる。ああでもない、こうでもないと、迷いに迷って、結局選べないか、他人の選んだモノを選ぶ。自己評価が高い人は、自分なりの基準を持っていて、たとえば自己愛が強い人は、自分の好きなモノを選ぶ。また、自己肯定力が高い人は、コストパフォーマンスや健康など、自分の持っているテーマでモノを選ぶ。「ピンク色のふわふわした物が好き」「トウガラシの効いた激辛料理が好...

自己評価が低い人は、モノを選ぶときに時間がかかる。レストランなどでメニューを選ぶときも、メニュー選びにとにかく時間がかかる。メニュー選びが遅い理由としては、「決められない」と「言い出せない」という2つの理由がある。たとえば「決められない人」は、自分自身のことがハッキリ分かっていなくて、選択肢をすぐに絞り込めないタイプだ。自分の好き嫌いがよく分かっておらず、選択肢を拡げてから最良の選択をしようとする...

自己評価が高い方が良いか、それとも低めの方が良いかには、いろんな意見があるが、自己評価が低すぎるのはとにかく危険だ。というのも自己評価が下がりすぎると、生きる気力が失せて自殺したり、ウツ病の状態になったりするからだ。そういう事態を避けるため、我々は自分でも気がつかないうちに、心を守ろうとして自己評価を上げている。それが「防衛機制/防衛メカニズム」(defence mechanisms)と呼ばれる心...

自己評価が高い人は、成功しやすい。なぜなら自己評価が高い人は、少々の失敗ではへこたれない。成功するまで何度でも挑戦するので、成功に辿り着きやすい。ではなぜ自己評価が高い人は、失敗に強く、へこたれないのか。彼らは実は、失敗に対して防衛機制を発動しているらしい。失敗や敗北に対する防衛機制は、「否認と合理化」だ否認とは、失敗の結果を小さく評価し「この失敗は大したことでは無い」と考える。合理化とは、失敗の...

自己評価と心を守るための防衛メカニズムの続き。今回は「夢想や空想、仮託」だ。自己評価が低い人は、夢想や空想にふけることがある。成功を夢見るが、実際には何もせず、ただ成功している自分を空想して楽しむ。コンピュータゲームやテレビドラマ、物語などに夢中になる場合もある。というのも辛い現実が続くと、脳の海馬という器官が傷んでしまうため、現実とは異なる世界に逃避することで、自己評価を維持して、心を守るらしい...

成功することで自己評価は高まる。しかし自己評価が低い人は、なんだかんだ言って新しいことには挑戦しない。失敗しそうなことはやらず、負けそうな勝負を避ける。そして夢想や想像にふけって、仮想現実の世界に没入する。ただしこれは現実逃避に過ぎず、心の傷を守るためだけの防衛機制だ。夢想しても自己評価が低い人は、実際には何にもしないので、やっぱり自己評価は高まらない。これでは対外的には何の役にも立たないから、別...

自己評価は高いけれど、周囲から評価されていない時、自己評価を下げないため、明らかに良くない防衛機制を使う。それが「悪口」や「悪いこと」だ。たとえば自分より上の人間の悪口を言うと、安心するし距離が縮まる。偉い人も、奥さんにペコペコしていたり、文句を言われていたりするのを見ると、なんとなく身近に感じる。自分のライバルを、悪く言うことはよくあることだが、これによって相手を押し下げて、相対的に自分の評価を...

自己評価を上げる方法。自己評価を上げるには、どういうことをすれば良いのか。自己評価が高い人の行動から、自己評価を高める方法を、探っていくことにする。まず、自己評価が高い人は、新しい挑戦や勝負に積極的だ。難しいことに挑戦したり、勝負出来ること自体が、自己評価を高めるらしい。しかし難しいことに挑戦すれば失敗しやすいし、勝ち負けがあることでは、負ける事も多い。そのため、自己評価が低い人は、挑戦や勝負を避...

自己評価を上げる方法の続き。低いレベルで挑戦・勝負することも、自己評価を上げるのに役立つ。自己評価は成功によって高まるため、成功しやすいジャンルを見つけたり、合格点を低く設定して、とにかくまず成功体験を積み上げることを優先する。というのも挑戦するだけでも、積極的に行動すると充実感があるため、それだけで自己評価が上がる。そして挑戦し続けることによって、経験値も上がっていくから、失敗や敗北に対する耐性...

自己評価を上げる方法のつづき。自己評価が低い人が、自己評価を上げるためには、スポーツのチームや趣味のサークルなどに所属できると都合が良い。というのもチームやサークルに所属できれば、社会的な認知を受けたとして、それだけで自己評価が上がるのだ。そして一人では挑戦出来ないことも、チームやサークルに所属すれば、挑戦しやすくなるし、失敗してもダメージは小さくなる。自己評価が低い人は、失敗するのがとにかく嫌な...

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