ボーダーラインPsD 衝動的に自分を壊したくなる愛に飢えた人々

ボーダーラインPsD 衝動的に自分を壊したくなる愛に飢えた人々

境界性パーソナリティ障害とは

境界性パーソナリティ障害(ボーダーPsD)とは、感情の起伏が激しく不安定な自殺の恐れも高いタイプのパーソナリティ障害だ。

 

ボーダーPsDは不安感が強く、何かのキッカケで落ち込んで不安になると、自分を壊したいという衝動に駆られる。

 

そのためにギャンブルにのめり込んだり、買い物で浪費したり、野放図に性交渉を持ったり、薬物やアルコールに走ったり、さらにはリストカットなどの自傷行動に出る。

 

ボーダーラインという名称は、神経症と精神病の中間だと考えられていたために、境界性(ボーダーライン)という名前が付いたそうだが、それだけに様々な症状が出て複雑だ。

 

ただボーダーラインPsDの人は、とにかく自信が無く、自分が嫌いらしい。

 

自己否定感、つまり自分が汚く小さな存在で、消してしまいたいという風に感じているようだ。

 

また親や友達などから見捨てられたような気分が強く、何かのキッカケでとんでもなく落ち込みやすい。

 

そしてその落ち込んだ自分を元気づけるために、刺激の強い強烈な体験を求めて薬物乱用や性的無軌道、命知らずの行動、窃盗などを繰り返すらしい。

 

女性の場合には、誰かに少しでも優しい言葉をかけられると、すぐについて行くし身体も許しやすいという。

 

一方、不安になると自殺を図ったりリストカットをしたりする。

 

演技性PsDの場合も自殺を図るケースがあるようだが、ボーダーPsDの方が自殺を図るケースが多くて深刻なようだ。

 



自分自身を取り戻すために自分を痛めつける?

境界性パーソナリティ障害では、うつ病や躁鬱などの気分障害を併発することが多い。

 

また自分が自分でなく、カプセルの中にいるような感覚(解離性障害という)が現れることもあると言う。

 

解離性障害と言われてもピンとこないが、これがひどくなった状態がいわゆる「多重人格」で、逆に言うと通常の自分の人格が、消えていく感じだと言うことらしい。

 

彼らが自己破壊行為や自傷行為にでるのは、そうやって肉体に強烈な刺激を与えることで、自分の意識を取り戻そうとしているのかも知れない。

 

頭や意識がボンヤリとしたときに、ホッペタをはたいて意識を取り戻そうとするようなものなのかも。

 

さてこの境界性PsDでは、母親との関係が非常に顕著であるらしい。

 

パーソナリティ障害―いかに接し、どう克服するかによると、境界性PsDの場合、母親がめそめそしていたり、自信がない母親、自分のことで精一杯の母親だったりすることが多いとある。

 

子供に愛情を注ぐより、自分の楽しみを優先するような母親や、自分の苦しさのために、子供の心より自分の心を優先してしまう母親。

 

こういう「頼りにならない母親」に育てられた子供は、ある時期までは真面目な子供として振る舞うが、ある時から突然、親の愛情を取り戻そうという行動に出る。

 

それで大騒ぎして母親の愛情を取り戻そうとするわけだが、激しい行動をして周囲を散々困らせたあと、憑き物が落ちたように穏やかになる場合もあるという。

 

NEXT:ボーダーラインPsDII 親身になって話をきくと、かえってひどくなる


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